ベンチタイムは、ていねいに

      2020/07/14

ベンチタイムタイトル

食パンB'

ベンチタイムは、成形をしやすくする為に
パン生地にとっては、必要な時間だよ

ベンチタイムとは

パン作りにおいて、一次発酵が終わった生地を
分割して、丸めて休ませる事がベンチタイムです。

このベンチタイムを丁寧に行わないと
その後の成形の時に、生地が上手く伸びなくて、
キレイに出来なくなってしまいます。

どうして、ベンチタイムが重要なのか考えていきたいと思います。

ベンチタイム出来上がり

ベンチタイムは、何故必要?

発酵が終わった生地を分けて、丸めると
生地に刺激(軽く捏ねたようなもの)が加わっています。

なので、生地に弾力が出てしまっています。

その弾力のある生地を休ませる事によって、
生地が再びゆるんで、伸びやすくなり
最終成形がしやすくなるのです。

これが、ベンチタイムを取る必要がある理由です。

どうして生地を丸めるの。

ベンチタイムに入る前に、生地を丸めるのは、
生地の表面をきれいにして、
張りを持たせることによって、
ふっくらとガスを包み込むためです。

切りっぱなしで休ませても、切り口から
どんどんとガスが逃げてしまって、
張りのある生地にならないのです。

ですので、ベンチタイムに入る前の生地は、
綴じ目を下にきれいに丸めておくのです。
ベンチタイムはじめ

 

ベンチタイムの見極め方

分割して、丸めた生地軽く指で押さえてみて
指の跡が残れば、ベンチタイム終了です。

最終成形に進みましょう。

ベンチタイムの工程

ベンチタイム生地分割

出来上がりの生地を分割する

ベンチタイム生地丸め

生地の切り口をしたに丸め込んで、
表面をなめらかにする

ベンチタイムはじめ

ある程度、間隔をあけておく

ベンチタイム10分後

10分~15分休ませた生地

まとめ

ベンチタイムは、とっても大切な工程です
時間が無いからなどの理由で、すぐに成形をしてしまうと、
生地が伸びにくいので、無理に伸ばしてしまう事になると、
思うような大きさにならないですし、
生地の表面が切れてしまったりします。
そうなれば、キレイな形のパンに仕上がりませんよね。

キレイな焼き上がりを目指すのなら、ベンチタイムを
10~15分取り、
生地を休ませてから、次の工程へ移るようにしてくださいね。

 - パンの作り方のコツ