発酵種を使うと、しっとりパンが焼きあがります。
2017/08/18
これまで家でパンを焼く時は、
インスタントドライイーストを使ってストレート法で焼いていました。
このストレート法で焼くと、
発酵時間が短くて済みますので、
パンが焼きあがるまでが早いです。
もちろん、焼きたてはふんわりとしていて
美味しいです。
しかし、ふわふわとした食感が失われやすいのが欠点です。
パンの老化が早いと言われる点ですね。
そのパンの老化を少しでも遅くする方法はないかと
調べていくと「発酵種」を使うことにたどりつきました。
ここでその発酵種を使ってパンを焼いてみることにしました。
発酵種とは。
そもそも、「発酵種」とはどんなものなのでしょうか。
発酵種は、シンプルな配合の生地・粉・水・イースト・塩だけの生地をこねて、
一晩冷蔵庫で発酵させたものです。
これを発酵種と呼びます。
この一晩冷蔵庫で発酵させた生地を
いつもの配合に10~20%加えて、
パン生地捏ねて、後はいつものように作るだけです。
この冷蔵庫で一晩発酵させた生地を入れることで
焼き上がりにしっとりとした食感が生まれ、
さらに、パンの老化を遅くしてくれるのです。
しっとりとした食感が次の日でも味わえるのです。
優れた発酵種の効果。
一晩ゆっくりと発酵させた生地は、
発酵の中で様々な風味が出ますので、
その生地を混ぜ合わせると風味がつき、
生地にふっくらとした食感をもたらしてくれます。
風味としっとりの食感が出せる長所ばかりのこの発酵種を
使わない手は無いですよね。
短所は、パンを焼く前日にこの種を作って
冷蔵庫に入れておかないといけない事ぐらいです。
それ以外は、なんの手間もいりません。
ただ、いつもの生地にこの発酵種を20%くらいまで入れて、
いつもと同じように焼くだけです。
それだけで、しっとりとしたパンが焼きあがるのです。
その作った発酵種は、冷蔵庫で3日ほど持ちますが、
3日を過ぎてくると、発酵が進んできて、酸味が出てきて、
アルコールの香りが強くなってきますので、
発酵種は、早めに使い切ってくださいね。
発酵種を使って作った生地は、しっとりとつやが出ています、
捏ねあがった生地もしっとりとしているので、成形の時などにも扱いやすいです。
まとめ。
前日にこねると聞くと少し手間に聞こえるかもしれません、
パンの生地を作る時のように、
しっかりと時間をかけてこねる必要がないので、
すぐに発酵種は、出来上がりますよ。
この発酵種を使ってしっとりとしたパン作りを試してみませんか。
今は、ほどんどのパンにこの発酵種を入れて
パンを焼いています。
それくらいこの発酵種の事が気に入っています。
少しパンのパサつきが気になる方、
しっとりとしたパンが食べたいか方、
一度この発酵種を使ったパン作りにチャレンジしてみてください。
きっと今までとは、一味違ったパンが焼きあがりますよ。