パンの表面をツヤツヤにする塗り卵の効果
ツヤツヤとした焼き上がりのパンを見ると
とても美味しそうに見えますよね。
このようなツヤツヤのパンに仕上げるためには、
焼く直前に卵液をパンの表面にぬります。
この卵液には、どんな効果があって、
パンにぬる時のコツを見ていきたいと思います。
何故、塗り卵をするとツヤが出るのか
どうして、卵をぬると艶が出るのでしょう
それは、卵黄のカロチン(黄色の色素)によって
パンの表面が黄みががった色が付きます。
カロチンは、かぼちゃやニンジンに含まれている色素です。
カボチャやニンジンを練りこんだパンは、全体的に黄色の色になりますよね。
次に、卵白に含まれているたんぱく質が
オーブンの熱により照りとなり、
ツヤツヤに仕上がるのです。
これが、卵液をパンの表面に塗ると
ツヤと照り出る理由です。
卵液を表面にきれいに塗るためには
卵液をキレイに塗るためには、
少し手間がかかってしまうのですが、
卵液を一度こすことをおすすめします。
一度こすことによって、
卵液にムラがなくなり、均一に塗る事が出来ます。
均一に塗ることが出来れば、美しくなりますよね。
卵液をぬる時の注意点。
最後にパンの表面に卵液をぬる時に注意する点ですが、
手に持った刷毛をパンに対して、垂直ではなくて
ややねかせた状態で塗ります。
この時にはけに力を入れすぎない事です。
力を入れすぎてしまうと、
せっかく、最終発酵でふくらんだ生地を
縮ませてしまい、キレイに焼き上がらなくなります。
最後の最後は、生地を丁寧に扱う事を忘れないでください。
最終発酵の終わった生地を動かしたり、成形し直したりはしませんよね。
それと同じで、卵液をぬる時も
刷毛でやさしく丁寧にぬる事を心掛けてください。
まとめ。
最後に塗る卵液には、出来上がりのパンの表面
ツヤツヤとした美しい照りを出してくれる役目があります。
美しく仕上がるためには、ひと手間ですが
卵液を一度こすことをお勧めします。
そして、発酵の終わった生地に卵液をぬる時は、
やさしく丁寧にぬってあげて下さいね。
そうして、焼き上がったパンには、美しいツヤが出ていますから。