パンを作る時の仕込み水の温度

      2024/04/05

仕込み水の温度

パン生地を作る時の水は、
冷たくても大丈夫なのかな?
どれくらいの温度の
水を使えばいいんだろう

パンを作る時にレシピ本の材料の水(水分)には、
何度の水を使うと書いてありません。

どれくらいの温度の水を使ったらいいのかと
疑問に思った事ありませんか?

何度の水を使ったらいいのか
水の温度とパン生地の関係を見ていきましょう。

 

仕込み水の調整で、捏ね上がりの温度を調整する

仕込み水の温度を調節するのは、生地の捏ねあがりの温度を調整するためです

仕込み水の温度の調整

捏ね始める時の水の温度で捏ね上がりの温度が変わります。

水が冷たければなかなか生地の温度は上がってきませんし、
反対に、温かいと生地の温度の上昇が早くなります。

捏ね上がりの生地の温度を適正にする為に
仕込み水の温度を変えていく必要が出てきます

寒い時期に作る時の仕込み水は

寒い時にパンを捏ねる時には仕込み水は、温かくします。

部屋の温度が15度前後の時は仕込み水の温度は40度です

40度以上のぬるま湯は、使わないでください。
その温度の仕込み水を使ってしまうと、
イーストが死んでしまうので、止めましょう。

暑い時期に作る時の仕込み水は

夏場で部屋の温度が25度以上ある時は、
仕込み水の温度は、10度前後です

それでも、生地の捏ね上がりの温度が高くなってしまう時の対処方法

● 仕込み水を冷水
● 強力粉も冷蔵庫で冷やす

まとめ

捏ね上がりの生地の温度を一定にする為に
仕込み水の温度が必要です。

捏ね上がりの生地の温度が一定だと、
その後の生地の一次発酵がスムーズに進みます。

その後の1次発酵でイーストの活動を活発にさせ、
グルテンやうま味を作り出すことが出来るのです。

パン生地を作る時の仕込み水の温度に気を付けて、
捏ね上がりのパン生地の温度を一定に出来ると、
パン生地の出来上がりが良くなります。

生地が上手く出来ると、焼き上げたパンも美味しくなります。

水の温度や捏ね上がりの温度を毎回測ることを
面倒だな~って思っちゃうかもしれないけど、
作業を丁寧に行うことが
美味しいパン作りのスタートになるので、
温度を測るということを始めてみませんか。

 - パンの作り方のコツ