秋から冬にかけて、パン生地を作る時に注意する点

暑い夏が過ぎて、過ごしやすい季節になってくると、
パンも焼きやすい季節になってきます。
暑い時期は、生地がだれてしまったり、
発酵のスピードが早くなってしまったりと
していましたが、気温が落ち着いてくると
パンも焼きやすくなります。
しかし、気温が下がると共に、
部屋の湿度も下がってきて、乾燥がちになります。
そんなときのパン生地を作るうえで注意する点について
調べていきたいと思います。
気温と湿度が下がる季節。
秋から冬にかけての季節は、気温も徐々に下がってきます。
部屋の気温が下がるのは、発酵が進むスピードが
ゆっくりになってきて良いのですが
気温だけでなく、湿度も下がってくるのには、注意です。
湿度が下がる→パン生地の表面から水分が蒸発しやすくなる
→生地が乾燥してしまう。
こんな事になってしまいます。
生地が乾燥すると、焼いたときにパンが膨らまない
原因の一つになってしまいますので、
パン生地の表面の乾燥には、気を付けてください。
特に気を付ける時。
ベンチタイムを取るために、小さく分割して、
そのままベンチタイムを取りますよね。
この時にちょっとの時間だから、このままでいいかなどと思わずに、
●ボールをかぶせる。
●ラップをかける。
●乾いたフキンをかけて、その上から硬く絞ったフキンをかける。
このような方法をとって、パン生地を乾燥から守ってあげてください。
決して、短時間だからと言って、
そのまま置いておかないでくださいね。
部屋が乾燥していると、すぐに丸めたパン生地の表面が
カサカサしてきますから。
このベンチタイムでパン生地の表面が
乾燥してしまうと、次の成形で生地を伸ばす時に
伸ばしずらくなってしまいますので、
ここでの乾燥は、次の工程にも影響がありますので、
生地を大切に扱ってみると良いですよね。
他には、仕込み水の温度の調整も必要になってきます。
仕込み水の温度が低いと、捏ね上がりの温度にも
影響が出ますので、温める必要も出てきます。
仕込み水の生地はこちら
まとめ。
せっかくパン生地が上手く捏ねあがって、発酵も出来ても、
その次に生地がいたんでしまったら、
美味しいパンが焼きあがりませんもんね。
暑い季節が過ぎて、秋になると
美味しい食材も沢山出てきます。
カボチャに栗にリンゴやさつまいも。
パンの具材になるものも多いですよね。
色んな種類のパンを焼いて、秋を満喫してみませんか。
パン生地を扱う時に少し優しく扱うと、
美味しいパンが焼きあがりますよ。